3章

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クロハエ先輩は、あっさり離れ夜長先生の方を向き何故か嘲笑っている。 そして、俺も右頬の異様な火照りと妙な感触にキスをされたのだと理解した。 「う、おおお…!!」 殴るな!殴るな俺! これ以上注目される訳には、いかない!! 俺は今にも勝手に動きそうな右手を必死になって抑える。 「テメェ…!!」 夜長先生も何故か怒りで顔を般若にさせ、今にも殴りかかりそうな勢いだ。 教室内では、呆然としている奴らや「いやー!!」等と悲鳴を上げてる奴らもいる。 この数分で、色々引っ掻き回してくれるコイツは只者ではない。 一体誰なんだ… 「そうだ!思い出したぞ!黒南風文月って、生徒会書記様だ!って、あれ?なんでお前顔赤いの?しかも、右手を抑えて…」 ププー厨二病?と笑うアホな透琉に俺は、更に頭を抱えた。
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