3章

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「うぇぇ…でも、すーちゃん。やっぱり俺帰りたいよぉ。この教室可愛い子少ないんだもーん…」 こいつそんな理由で、帰ろうとしてんのか。 我が儘な黒南風(弟)に苛立ちを覚えると、ふと後ろから声が聞こえた。 「俺も女の子いねーから、帰ろ。」 「……透琉、お前なんで男子校にきたんだ?」 「親の希望。」 「なんか…ごめん。」 「……女の…どこが…いい…?」 俺達の隣で、黒南風(弟)の行く末を見ていると思っていた黒南風(兄)が話の中に入ってきた。 「書記様!女の子の良さを分からないのですか!?あんなに可愛くてふわふわしてて、柔らかいのに!ついでに、俺は太腿派です!!」 俺は、透琉の力説にうんうんと頷く。 ちなみに俺は、お尻派だ。 しかし、黒南風(兄)は訳わからないと顔をした。 「女…きゃん、きゃん…うるさい…嫌い…」 やはり、この先輩もあちら側か。 「えー?兄ちゃんまだ、そんな事言ってるのー?俺もそこの子に、さーんせーい!ついでに、俺っちはおっぱい派でーす!」
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