3章

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「んんー、おっぱいも良いよな!って、うおああああ!?」 透琉のオーバーリアクションに驚き、若干引きつつも声のした方を向く。 そこには、黒南風(兄)の後ろから顔をだし、ニヤニヤしている黒南風(弟)。 「い、いつの間に…?」 あの様子だとまだ、時間がかかると思っていたが意外とあっさり終わったのか…? それにしても、揃うと本当に良く似ている。 兄の方が3年生で弟がここにいるってことは、年子か。 「兄ちゃん。すーちゃん先生が呼んでるよー?」 「すーちゃ、ん?」 「えーと、須崎せんせー!」 「あぁ…分かっ、た……お前は?」 「俺っちは、此処にいるよー!頑張ったら、放課後すーちゃん先生が保健室においで、だってー!」 ふふっと嬉しそうに笑う様は、母親と約束した時の子供のようだ。 「そうか…頑張れ……」 黒南風(兄)は、それだけ言うと扉の前で待っている須崎先生の元に行き教室を出ていった。 「はぁ…やっと、落ち着いたな。」 夜長先生は、すっかり疲れきった顔をして呟いた。
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