4章

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完全にやらかした。 今考えたら薬草とか七草粥とか格好良くない。 その上ぺんぺん草と言われ、俺だったら確実にキレる。 「…あははっ!」 そんな事を思っていると、俯いていた如月がいきなり笑いだした。 やばい! 俺のせいで可笑しくなったか? 「凄いな!オレの今までのあだ名全部当てるって。逆に清々しい!」 「そ、そうか…?」 「おう!でも、そのあだ名で呼ばないでくれ!凹む…」 「あ、ああ。分かった。如月な。」 「ん!これからよろしくな、棗!」 「あぁ、よろしく。」 良かった。 さっきの様に落ち込んでいる様子は、なさそうだ。 それより… 「お前髪切らねぇのか?うっとおしくね?」 コイツのボサボサの髪が気になっていた俺は、まだ近くにある如月の前髪に触れ横に流してみる。 「え?わわっ!」 すると、如月は驚いたのかすごい速さで俺から離れた。 「……悪い。いきなり触って。キモかったよな。」 「ご、ごごごめん!びっくりしただけだ!キモくないぞ!」 「そ、そうか…なら良かった。」 「お、おお!」 何だこのやりとり。 何だこの気まずい空気は…!!
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