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「おーい!何やってんだー?早く行こうぜー。柊が腹の減りすぎでヤバイ!」
透琉の大声が聞こえ、お互いハッとする。
先に歩き出してた透琉と柊が俺達が来てないことを知り、待っていてくれたらしい。
「ほ、ほら、柊…さんめっちゃフラフラしてんじゃん!早く行かねぇと!」
「え?おお…」
如月は、俺の手を掴むと小走りで透琉達の元に行った。
「おせぇぞ。」
「悪い…ってか、お前が如月泣かすから、慰めてたんだよ。」
「田山、お前1年生相手に最低だな。謝れ。」
「うっ…」
「いや、オレ泣いてないぞ!」
「ごめん…」
「いや、大丈夫だから!気にすんなって!」
「そうか?」
「おう!」
身長が透琉よりもデカいからか、何だか如月の方が年上に見えてくる。
多分精神年齢的にも、如月の方が上な気がしてきた。
「ほら、仲直りは終わったか?早く食堂に行こう。」
透琉達の会話が一段落した所を確認し、俺達は食堂に向けて歩き出した。
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