第1章
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案の定、その日のクライアントの評価はかんばしくなかった。 後日、接待で催された会食の席でも、相手会社の責任者はずいぶんとE社のやり方に辛口だった。 「お役所仕事で、顧客のことをあまり考えていない」 「我々の希望はそこじゃないんです。おわかりにならないんですか」 「顧客第一といいながら、会社のことしか考えてないような案件ばかりを提案してくる。本当に顧客のことを考えているのでしょうか」
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