第1章 純白の鎧

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【鎧霊】それは人々が求める奇跡。機械の鎧を纏い戦う者にとってそれは力の証、英雄への1歩なのだ。この世界、グランバイエは科学と魔法の二つが両立した世界だ。この世界には【霊獣】と呼ばれる魔物が居る。それは突然現れ人類を蹂躙した。ろくに戦う力も無く普通の魔法は効果がない。そこで彼等はこの世界の禁忌【科学】に触れた。魔力を感知し動力としてその身を守る鎧【パラディン】魔力を纏う科学的武器【アルケミスト】その二つは彼等に【霊獣】を退ける力をもたらした。が所詮追い払う程度の力しか無く殺すには至らなかった。人類の反撃は僅か三日で劣勢に逆戻りした。そこに現れたのが【アルケミスト】や【パラディン】に変化し力を発揮する鎧を纏う精霊。それを人類は鎧の精霊【鎧霊】と呼んだ。だが【鎧霊】は誰にでも使える存在ではなかった。完全に適合出来るのは清楚な乙女と数少ない男のみ。次第に人類は【鎧霊】を操る者を得ようと争いを始めた。【鎧霊大戦】死者数百万にも及ぶその戦いはそう名付けられた。その大戦から数百年後の話。
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