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「っ…!!!」
日向は一瞬ひるんだがすぐに3Pを決めようと飛ぶ。
俺も飛ぼうと地面を蹴ったがタイミングが一瞬遅かった
「~~っ!!!」
日向の手からすでにボールは離れていてゴールに向かって放たれていた
最高到達地点にボールがさしかかったところで第3Q終了のブザーが鳴った
くっそ…!!ブザービーター!!
ガシャンッ
少しリングに触れる音がしてからボールはゴールに入った
「いっや…流石ですね…尊敬しますわ…」
「これぐらいでやられてると思われちゃ心外だ」
そういい残して日向はベンチに戻っていく
最後に一発やられたな…
俺もベンチに戻るベンチに座ると木村先輩が飲み物をくれる
「あ、ありがとうございます…」
っつってもこの短時間で結構息切れしてる。
このペースだったら持つことは持つが…この短時間でここまでとは正直想像してなかった。
「大丈夫かよ」
「だいじょーぶいっ」
カラ元気でピースを作るとタオルで自身の汗を拭う、
「…ふむ…如月が入ったから戦況はこっちが優勢だが…問題は如月が近くにいないときの黒子君のドライブだな…」
「仕組みとかわかるか?一磨」
「おおっ…坪さん」
息切れが切れてないため空気が足りなくて言葉を切ってしまった…
「すいません…大坪さん」
「構わん、続けてくれ」
「えっと…ふぅ…」
深呼吸をして呼吸を落ち着かせる
「種は正確には…というよりさっぱりです。
ベンチから見ていたならばわかっただろうけど俺はいまコートにいるの定かなことは言えません。」
一旦飲み物を飲んで一息つく
「ただ、視線誘導が織り交ぜられているのは確かです、
俺は高尾みたいな広い視野を持っているわけでもなければ緑間みたいに長距離からシュートを打てるわけでもないので。
遠目から見て誰を見ているかなどはわかりません。」
「なら俺が一回ホークアイで見ようか?」
「んなことしてたら試合終わっちまうわ」
ボカッっとからになったスクイズボトルを投げつける
「って!」
「で、いっかい分析してみたいんで、2回ほど抜かれてくれないですか?」
これは一種の賭けだ。
それで向こうがなにか新しいものを仕掛けてこようものならこの作戦は根本から崩れ落ちる。
「たぶん黒子のマークついてる高尾とかバシバシ抜かれると思うんで、そんときのヘルプとかは付かなくていいです。」
「!?」
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