第2話

inevitable-必然の運命-

《白虎隊~洸側~》

愁『ｳｯ…』

伊織『ん?まだ抵抗できるんや?しつこいね、キミも…』

愁『…ｯ…ｳ、ｱｱｱｱ…』

春樹『愁…?』

ｼｭﾝｯ

春樹『消え…ｯｯ!!』

ｷｨｨﾝｯｯ

春樹『あ、っぶね…』

伊織『へぇ…やるね、あの子。愁くんの速さ見えたんや』

洸『なめんなよ…あいつは、強いぞ』

伊織『なめてはないよ』

ｷﾝｯ ｷﾝｯ ｷﾝｯ

春樹『ｯ…ﾊｧ…ﾊｧ…』

洸『そろそろ、俺たちも殺ろうぜ。』

伊織『しゃーないね。殺ろか…』

洸『(ビビんな…俺…)』

ﾁｬｷｯ

ｷﾝｯ ｷﾝｯ ｶｷｨﾝｯ

春樹『…ｯヤベ、刀が…』

ﾄﾞｫｫﾝ

春樹『ｸﾞﾊｯ…』

ﾎﾞﾀｯﾎﾞﾀｯ

愁は、倒れている春樹に近づく

伊織『あ、愁くん。その子、動けんようにしといてくれる?邪魔やから…』

愁『…』

愁は自分の刀を持ち、春樹に近づく。そして、春樹の手に刀を刺した。

ｸﾞｻｯ

春樹『ｳ、ｱｱｱｱｯｯ…』

春樹の手に刺さった刀は、地面にまで突き刺さっているため、簡単には抜けない。

洸『…春樹ｯｯ!!』

伊織『はーい…キミはこっちに集中せな死ぬよ?』

ｷﾝｯ ｷﾝｯ ｷｨｨﾝ ﾄﾞｫｫﾝｯｯ

洸『ｹﾞﾎｯ…』

春樹『ｯこ、う』

伊織『んー…もうちょっと楽しませてや。洸くん』

そう言って伊織は洸の左腕を折った。

ﾎﾞｷｯﾎﾞｷｯ

洸『ｯｳ、ｱｱｱｱｱｱｱｱｯｯ』

春樹『やめ、ろ…洸!!』

洸『ﾌｩ…ﾊｧｯ…ﾊｧ…ﾊｧ…』

伊織『あれ、これで終わり?』

春樹『ち、くしょう…ｳｯ…らｧｧｧｯｯ…ﾊｧｯ…ﾊｧｯ…ﾊｧ…』

伊織『ありゃ、自分で抜いてまうとは…』

洸『…ﾊｧｯ…ﾊｧｯ…は、る…もう、いい…逃げろ…』

伊織『洸くんの言う通り…逃げたほうがええんちゃう?』

春樹『誰が、逃げるって… socius置いて逃げる何て絶対しねえ…』

洸『はる、き…』

ｸﾞｻｯ

春樹『…ｯｯ愁…』

伊織『いい加減、殺されてくれん?』

洸『…お前がな』

ﾌﾞｼｭｯｯ

伊織『ｯまだ動けんのかいな?』

春樹『そっちばっか見てていいのかよ…?』

ｸﾞｻｯ

春樹『…捕まえた』

伊織『ーｯｯ…ﾁｯ』

ﾌﾞｽｯ

春樹『ｯｯ…』

洸『忘れてないか…』

ﾌﾞｼｭｩｩｩｯ

伊織『ｯｯ…ﾊｧｯ…ﾊｧ…ｸｿｯ、』

ｼｭﾝｯ

洸『待て、ｸｿｯ!』