第1章

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不意に目が覚めた。 光が目に痛い。 光を遮断するように瞼を閉ざし、何度か瞬きをして目を徐々に慣らした。しかし、ようやくまともに見えるようになってからもしばらくはグッタリとしたままでいた。それでも目だけは辺りを警戒するようにしっかりと動かす。 周りに何もいないことを確認してから人間が重い腰を上げるように起き上がり、欠伸を一つしてから外へと向かう。 からっとした晴れ、雲一つない綺麗な青空。眩しすぎる太陽に少しばかりウンザリする。 だが、だからといって大人しく戻って寝そべっているわけにもいかない。 ここしばらく何も食べていないのだ。腹があまりにも空きすぎて痛いぐらいだ。水もあまりないがゆえ、喉も常時渇いてしまって仕方がない。 そういう単純な訳で、狩りに出ざるおえないのだ。
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