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うちの両親は真言宗の仏教徒である。
そんな父と母はお寺のお坊さんの紹介で
お見合いをし、結婚した。
元々そういう仏教徒の家なので
私の実家には
黒いお不動さま(不動明王)の15cmぐらいの仏像がある。
お不動さまを中心にして
弁財天と薬師如来もお祀りしてある。
これは私が物心ついた時には既に家にあったもので
私にとっては生まれた時から傍にある
馴染み深い仏像でもある。
幼い頃は「お不動さま。弁財天さま。薬師如来さま。学校に行ってきます!」とお仏壇と仏像に手を合わせてから毎日学校に行っていたし
何かある時や、受験の時なども
いつもそのお不動さんに手を合わせていた。
そう言えば、最近手を合わせてない。
せっかく思い出したので久しぶりに手をわせてみようかな。
この章はそのお不動さんにまつわる話です。
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