第1章

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すると甥は笑いながら。 「頭狂ったんじゃねえか。 大丈夫か。」 高校生の姪は。 「頭狂った、そんなの今始まったことじゃないさ。 マジでそんなこと考えてるのかまともにそんな話聞けるか。」 中学生の姪は。 「うん、学校の先生言ってたよ。 大人の言う変な話無視しなさいだって。」 すると母は。 「それー見ろ。 おかしいことばかり話すから甥っ子姪っ子からなんだかんだ言われるんだからな。」 「ふん、オメエ言うことはそれだけか。 ご飯できたけど、どうするの食べるの食べないの食べないなら捨てちゅうから。と言われるより、オメらだって、お食事の用意が出来ました。 ご案内致します、などと言われた方がいいべや。」 すると父は大声で笑いながら。 「あはは,おめらこんな馬鹿相手にしないで部屋さ引っ込めは。」 すると甥たちはすぐに動き出す、熊の助は後ろを振り返るとなんと妹が腕を組んで立っていた。 「今日に限ってテンションが高いんじゃない。 ここホテルや旅館じゃない。 言わせておけばその気になってバカばかり言ってんでねえずら。」
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