第1章

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「どれ母ちゃんビールでもとってけろ。」 「飲み食いする前に風呂に入って来い。 オメの体くせ。」 熊の助はしょうがなく風呂に入る。 その後食事を取る。 食事が済むと部屋に戻る 。なんと猫のウメコがまた布団の上で体を伸ばして気持ちよさそうに寝ていた。 「今度は俺もごろ寝だ。」 熊の助はウメコの横に体を伸ばしてごろ寝。 熊の助のハナグラの煩いことでウメコは熊の助の腹の上を踏んづけて部屋の外へ逃げて行く。 「やれやれ、これでゆっくり休める。」 初夏の夜間作業は昼寝るのも大変です。 熊の助は汗をかき目が覚めた。 すると襖戸の間から猫のウメコが顔を覗かせ、顔を左右にふり熊の助の目の前に来てヘド吐いた。 熊の助は激怒しウメコは急いで逃げて行く。 「これ これババア。」 大声で騒ぐと,学校から帰った子供たちが部屋に入って来た。 「あれウメコなヘド吐いたからすぐ片付けろって。」 子供たちは母の所へ 「何でもないよ、ウメコが熊の所でヘド吐いたからばあちゃんに片付けろって。」 「何、親に向かって立つ口かウメコも家族のうち自分で片付けろって。」
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