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「うん、ご飯を食べてるよ。」
「何、ご飯を食べてる。
犬が猫の餌でも食わせてやれ。
仕事に出る気になったのかや。」
「まさか、早く逃げる気よ、寝てたら布団へっぺ返してやるから。」
姉夫婦が怒鳴り込んできた。
姉は居間の襖を開け熊の助を睨み付けて。
「オメエな金も持ってね、仕事も出来ね苦情だけ来る朝から何言ってんだ。」
「あれ墓参りに行ったんじゃなかったの。」
「あはは、俺たち墓参りに行くからオメエさ仕事に出ろって言ってんだべ。
本当に閻魔さまに血の池さ放り投げっと。」
「熊の助にそれが一番会ってんの。」
姉夫婦に散々言われて仕事に行く。
その後仕事は以外と早く終わり。出先の近くより電話を入れる。
「もしもし、俺だ。」
「何。」
「朝から申し訳ない。」
「別に。」
「親父何か言ってたか。」
「別に。」
「別に、別にってあの有名芸能人オメエの妹でねえのか。
まあいいさ、仕事終わったからすぐ帰る。」
「ええ帰る。
どうして帰えるの,帰って来ると邪魔だ帰って来るな。」
妹は電話を切る。
熊の助はそのままパチンコ屋に。
夕方帰宅する。
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