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亜紀子が僕を置いてデートにいく日が、毎週土曜日。必ず男と一緒に帰ってくる。
そして、男と亜紀子は僕の隣の部屋で寝る。次の日は、僕も交えて三人でデートするんだ。
日曜日の僕なんて、邪魔者でしかないよ。それでも、君は。僕をほったらかしにするわけにもいかないし。
亜紀子も、僕が彼に懐いてくれることを願っているし。
それに男からしたら、僕にイイ顔するのは、
イイ人を演じる為の好都合な材料だったんだよ。
「学君、学君!」
と、取り繕ったように男が僕を呼ぶ度に、吐き気がしたよ。まぁ、その度に僕は愛想笑いをしてその場を凌いでいたけどね。
僕は、はじきにフェイスブックでメールを送ったんだ。亜紀子になりすましてね。
僕は、まだ3歳。パソコン打てるなんて知ったらおかしいからね。
実は、文鳥の頃から君がパソコンいじってるのを沢山見てきたから、何となく使い方は見ている間に覚えちゃって。
おまけに、君はよくパソコンつけたまま寝ちゃうから。
その間に、僕はよくパソコンいじって色々不安に思っていたことを調べるうちに打ち方を覚えるようになっちゃったんだ。
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