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「ふじ」
「ん」
「...いたぃ」
はっと気づく
「っごめ...！」
途端に緩んだ腕を暫く見つめて
井本が言った
「好きやょ」
「いの...」
「俺、後ろからやなくて前から抱き締めてほしいなぁ」
「っ...///」
今度は優しく
でも力強く
「ほら」
「え？」
「前からの方がちゃんと顔見えるやろ？」
あぁもう
今絶対俺の方が顔赤い
「...あほ」
そう呟いた直後に
唇を奪われた
END
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