第1章

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どうせ、可愛くないですよ!なんて言えたらどんなに楽か。 まぁ、言いませんけど。 平尾は私をあんな風に言ったくせに、今では私に頭を下げるようになるなんて、誰が想像しただろうか  彼のこと、好きにならなかったの? 大学時代の友人に、そう言われたことがある。でも、私は首を振る。 好きって、 よくわからないし、恋愛はめんどくさいって思う。 だから、いまだに、彼のことは恋愛で好きなのかもわからない。   *   
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