第1章

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帰ろう、そう思ってお酒をテーブルに置くと 「それでは!待ちに待った!! 告白タイム~! 高校時代の、今だから言える!告白をしてもらいたいと思います~」 司会がその場を盛り上がる声かけが起きる。 私は、その場を後にしようと足の向きを変える。 「あれ?そういえば、あの人は?」 聞こえてくる声に、私は誰だろうとハテナが浮かぶ。 「あの人?」 「平尾くんだよ!平尾、千洋くんだっけ」 …! 私は耳をそちらに傾ける。 「あー!いないね!そういえば! 幹事のカナちゃんに聞いてみようよ」 平尾が来てないなんてことあるの? あんなに人気者だったのに。   
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