第1章

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私黒崎美々は、大学の卒業を経て、二流な会社に入社したが、色々合わずに、半年もせずに辞めてしまった。 親からは、散々アホ呼ばれで呆れられている。 つまり、ニートとなってしまって早2週間。 「美々~、いい加減仕事見つけなさいよ」 「……」 その言葉を無視していると 携帯が鳴る。 「…」 恐らく、不採用のメールだ。 このメールも、もう三通目になる。 不採用メールとか、正直見たくもない。 無言で携帯を開けば、やはりその内容だった。 母親も、わざとらしく落胆し、キッチンの方に消えていく。 「…」 あーあ、もう明るい世界がもう見えないや 私は、ため息を吐いてソファに寝返りを打つ。 …こんなグータラな私に、良いことなんてあるわけないわね こんなんで大丈夫かしら    
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