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もちろん、私の中では、行かない。の一言だけしか浮かんでこない。
このメールだって、来たこと自体が不思議なくらいなんだけど
「…行きづらいし…」
高校の思い出と言ったら苦い思い出しか出てこないっていうのに
「ちょっと美々!いい加減、手伝って!」
母親の叱咤に、私は重い腰を上げた。
ずっと、一人だった
高校の頃は、友達に恵まれなくて、ほとんど上辺の付き合いで、必要以上に、私は居られなかった。
でも、大学生活は、それとは逆に、楽しかった。
たくさん、笑えた四年間で、私にとっては大切だ。
なのに、卒業した今、みなやはり忙しいせいで、誰一人会えていない。しょうがないとは思っても、少し寂しいもの。
やはり、私は一人なのかと思うと、込み上げるものがある
「……」
絶対に泣かないけれど。
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