2601人が本棚に入れています
本棚に追加
皆の自己紹介が終わったところで…
「疲れたぁ~」
オレの集中力も切れたから一端休憩。
んー、頑張ったなーと伸びていると腹黒がこっちを見てきた。
「疲れたと言うほど進んだのですか?どうせ一枚も終わってないんでしょう?」
……ふん、お前のことだから必ず口を挟んでくると思ったぜ。
だが今回はオレの方が上手だったな。
「そんなわけないじゃ~ん☆
もう十枚くらい終わったよぉ~」
これはほんとの話し。
やればできる子なんだよきっと。
驚いた顔をしている腹黒に向かってドヤ顔とウインクをしてやると、顔を赤くした。
くくく…怒ってるな、アレは。
気分がちょっとよくなったオレは席を立ち、ワンコのところに行った。
「いっちゃーん♪
一緒におやつ食べな~い?」
「ん…食べ、る」
ワンコとおやつを食べてると、双子兄と双子弟がケーキを持ってきた。
「これおいしいよー」
「遊のために送らせたのー」
「「食べてー」」
「うん♪ありがとぉ~♪♪」
ぶっちゃけオレは甘いものが好きである。
それを知ってか知らずか、よく皆オレにお菓子をくれるのだ。
なんでオレだけにくれるのかは分かんないけど、もらえるものはもらっておこう。
だってこいつら金持ちだし。
オレは次々と頬張っていった。
うん、うまい。
──遊を見ている面々──
((雨、遊嬉しそうだね))
((うん、可愛いね))
((ゆ…好き…))
((なっ…僕だって好きだもんね))
((僕の方が好きだよっ))
((負け、ない))
最初のコメントを投稿しよう!