6.おにたか篇(前半)

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俺様もモニターの方に向き直る。 すると遊がまさにパンツを持ち、脱ごうとしていた。 ─ドクンッ… 心臓が速く、大きく鳴る。 遂に…!遂に遊のアレを見るときが…!! 期待に胸と、俺様の息子が膨らんだ。 ─…ビービービー!! 『異常事態発生。異常事態発生。 何者かがコンピューター内に浸入。 システムダウンし…ま…』 ──ブツン… 「なっ…!?」 遊の尻が半分見えたときだった。 突然の緊急警告音と共に画面が暗くなり、何も見えなくなった。 「何が起こったのですか!?」 薫が焦りながらモニターを操作する。 が、黒い画面に変化はない。 ちっ、あと少しで見えたっつーのに…!! なぜ突然システムが落ちたのかが分からない。 自慢だが、この機械は多額の資産がつぎ込まれていて、セキュリティーは万全だ。 だが、さっきこの機械は何者かが浸入したと言っていた。 一体誰の仕業だ…!? 「薫!何か分かったか!?」 「ダメです! 原因を探るどころか、システムを完全に乗っ取られていて動かせません!!」 「くそっ!!」 何もできないまま時間だけが過ぎていく。 遊が風呂から出ちまう前に何とかしねぇと…!!
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