勇者召喚されたやつが良い奴なんて誰が決めた?

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さて、今までの出来事を説明してないでそろそろ現実を見るか。 ジンが状況を確認するとここは学校の校門前だ。 それだけならいたって普通だが目の前には男達がジンを待つように並んでいた。 「何事なの!?」 隣にいたホープが驚愕している。 「そういうのいらねぇんだが……」 ジンはこの事態に心当たりがあった。 それは少し前のこと、いつものようにアレックスの家に向かっているときだった。 途中、路地裏からチンピラが逃げ出て、そのあとに一発KO君と涙を流しつつも笑っている女が出てきた。 それを一緒に召喚されてきた携帯で写真を撮りまくり、楽しみに取っておく。 ここまでは余談だ。 本題はここからだ。 少し歩いていると謎の黒い集団に囲まれた。 ジンは囲まれきる前に身構える。 「何のようだ?」 「そう構えないでくれ。 ただ話をしにきただけだ」 「そう、言われたところで信用できねぇよ」 「ふぅ、それもそうか。 じゃあ、そのままでいいから聞いてくれ」 頭の黒い頭巾は外さないで謎の集団代表(多分)は続けた。 「我らはリア充を妬み!! リア充を呪い!! リア充を破壊する!! 非リア充の非リア充による非リア充のための組織だ!!! 通称、異端審問会だ」 胸を張りドドン!!と言った。言い切った。
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