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毎日が同じことの繰り返し。 親から「高校生になったんだから、自分のやりたいことをやりなさい」と言われ、その言葉に甘えた。 変わり映えのしない毎日を変えるためにアルバイトをしてみたり、一人暮らしを始めてみたりといろんなことをした。 様々なことをやった後に気づいたのが、俺にはやりたい事が無かった。 そんな結果を親に言えるわけもなく、ただ高校生活とアルバイトを繰り返す日々。 つまらない。そんな感情だけが俺の中に残り続け、いつしかマンガやアニメの世界 ・・・・・・いわゆる2次元 に逃避するようになった。 自分の人生はつまらないからこそ、そんな世界の主人公たちは楽しそうに見えた。とても輝いて見えた。 主人公が自分の危険をかえりみず友達を助けたり、悪の組織と闘って世界を救うバトルモノの世界。 美少女に囲まれた主人公が、彼女達の悩みや問題を解決して幸せにする恋愛モノの世界。 そんな世界の主人公達みたいに俺はなりたくなった。 そんなことができるのは俺みたいな堕落者ではないけれど、憧れてしまった。 だからといって、何ができるわけでもない。 こんなつまらない世界に生きているのだから、何もできなくて当たり前なのだ。 何もしないまま日々が過ぎ、いつの間にか高校2年生になろうとしていた。
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