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「悪いな」
「これくらいして当然。御馳走になったんだから」
片付け終えると蛇口で手を洗い近くのタオルで手を拭いた矢先、背後から悠斗の手が伸びて来た。
背中に伝わる悠斗の存在。
振り向いて直ぐ、悠斗は私の脇に手を添え軽々と身を持ち上げたかと思うとシンクとコンロの間に座らされた。
「とっても力持ちね」
「男だからな」
「皆が皆そうとは限らないでしょ?」
「大概そうだ」
「そうなの」
唇を啄まれると、合わせる様に啄み返しながら悠斗を見つめた。
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