13人が本棚に入れています
本棚に追加
「んぐっ……!?」
流石にアップルパイを押し込まれるとは思っていなかったのか、驚きながらももぐもぐと食べるアストリド。
生真面目だなぁ……。
やがて食し終わったのか、口元をナプキンで拭いながらわたしへと目を向ける。しまった、食べてる間に逃げれば良かった……。
さてさて、肝心のうるつやアップルパイの効果は……?
「このアップルパイ……美味しいな……」
こうかはばつぐんだ!!
ふと、ぼそりと呟いたアストリドを見て、わたしは確信する。このうるつやアップルパイの味の威力を。
あの生真面目なアストリドが声に出して美味しいと言うほどのアップルパイ……ごくり。わたしは生唾を飲み、もう一度アップルパイを手にとり、口に運ぶ。
さくっ。
「こッ……これはッッッ……!?」
カッ、と目を見開くわたし。口の中で炸裂する林檎の甘味と、それをしつこくさせない程よい酸味。外はさくさく中はもっちりなパイ生地。流石帝国……アップルパイでも侮れないわ……
だがしかし、この時のわたしはまだ知らなかった。後日、アストリドにこってり絞られ、挙げ句体重が3キロ太ってしまうことに………
―――――――
20141221
はぁい! というわけできりあ@さん宅アストリド・コルネリウスさんをお借りしてのマスカレードコラボでした!
甘党という共通点を使わせてもらって、こんな感じの仕上がりになりましたが、キャラ崩壊などしてしまっていたらすみません。
ありがとうございました!
最初のコメントを投稿しよう!