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その日、久々に佳奈から母親に
「お母さん、私フリースクールってとこに行きたいんだけど、駄目かなぁ?」
母親は、やっと明るさを取り戻した娘に安堵したものの、フリースクールなんて全く知らなかった
「佳奈ちゃん、そのフリースクールって何なの?」
「さっき出掛けて、誰かに聞いたの?」
佳奈は
「あのね、さっき中1から学校に来なくなった太田さんて子から電話あって、一緒に行かないかな?って」
「学校も出席扱いにもして貰えるからって」
「でも、佳奈ちゃん、それじゃ卒業出来ないでしょ」
「それがね、中学は義務教育だから学校行こうが行くまいが卒業できるんだって」とさっき、友美に聞いたままを言ったのだった
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