第1章

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…まぁ、それを知っている人も少ないのだけれど。 「…んーで、行かない?」 『しつこい』 「だってさー、真矢は今、人気の…」 『だまって』 ドンッと、少なからず大きな音を出したホワイトボードを机に叩きつけてから、うむをいわさず教室を出る。 手当たり次第に角と言う角を曲がって、夢中になってはしって、気付いたときには目の前に知らない扉があった。 といっても、保健室に登校するのが日課だった頃もあり、教室と保健室ぐらいしか正確に場所を覚えてないのだけど。
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