第1章

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「止めといた方がいいと思うぜ、由夜ちゃん」 おどけるように肩をすくめた。 一樹さんはどちらかといえば賛成してくれるとばかり思っていたからかなり以外だ。 会長を好きというよりかは慕っている印象があったけどやはり好きなのか? それだったら好きな人が幸せになるなら力を貸してくれそうだけど。 「あの人は逆らう人間には容赦しない。飼っていた犬が噛みついたからとその日で殺処分したり家のお菓子を持って帰っていたメイドの家族を必要に追い詰めてホームレスにしたり……恐ろしい人間だぞ?」 天沢はなんだかありだとはぁはぁし始めたけど俺からしたら完全にアウトだとおもうし怖い。 静恵さんという俺の切り札を悲しませたくない………でもこういう形で終結は納得行かない。 少なくとも俺は霞さんに興味はないしむしろ会長に興味がある。 「裏切りとかじゃなくて純粋に二人をぶつけて話をさせたいだけです」 「じゃあ由夜が全裸で会長を追い回して霞さんが居る場所に連れて行くなんて作戦でいいんじゃねえか?」 「さすが一樹さん、目の付け所が違うな」 「単に変態扱いされて殺されて停学か半殺しにされて停学かのにたくになるだろ」 やはりこの二人は相談役とし相応しくないように思えた。
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