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「じゃあ、君は愛弓さんか?」
・・・・愛弓さん。
この辺では有名な美少女だった。
まだ中学生だったおれは、姿を見るだけで綺麗でドキドキした。
また、会えるとは・・・・
「愛弓は私の姉です。
私は妹の汐里です」
彼女は憮然と答える。
・・・・やばい。
なんだか、間違えしまったし、怒らせてしまったようだ。
「何かあったら・・・・俺、八木です。
八木隆弘って言います。
ここをいった先の家にすんでいるので・・・」
「ご親切にありがとうございます」
汐里は、わき目もふらずにぴっしゃとドアを閉めた。
追い出された・・・・・
俺は怒りより、追い出し方も洗練しているなと感心していた。
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