出会い

4/6
前へ
/344ページ
次へ
「じゃあ、君は愛弓さんか?」 ・・・・愛弓さん。 この辺では有名な美少女だった。 まだ中学生だったおれは、姿を見るだけで綺麗でドキドキした。 また、会えるとは・・・・ 「愛弓は私の姉です。 私は妹の汐里です」 彼女は憮然と答える。 ・・・・やばい。 なんだか、間違えしまったし、怒らせてしまったようだ。 「何かあったら・・・・俺、八木です。 八木隆弘って言います。 ここをいった先の家にすんでいるので・・・」 「ご親切にありがとうございます」 汐里は、わき目もふらずにぴっしゃとドアを閉めた。 追い出された・・・・・ 俺は怒りより、追い出し方も洗練しているなと感心していた。
/344ページ

最初のコメントを投稿しよう!

25人が本棚に入れています
本棚に追加