出会い

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追い出された俺が帰ろうとしたら・・・ 隣から森下のばあさんが出てきた。 俺たちのことを見張っていたかの速さだ。 「今の誰だ? さっき行ったら、愛想の悪い娘がいたが・・・・」 この噂好きのばあさんにあれこれ言われて、 あんな態度になったのか・・・・ ある意味同情した。 「若い娘さんすっね」 わざとすっとぼけて言う。 「ふん、 若い娘であれば、泥棒でもごまかせそうだな」 森下のばあさんは鼻息荒く言う。 泥棒・・・って? 俺もそう思ったから、同類か。 いや、それは嫌だな~。 仕方がないので、情報を少し提示するか~。 しないと、あることないこと言いふらすだろう。 このばあさんは!
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