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旅に出て何日が過ぎただろう。
「ここが中国なんですね。始めてきました」
僕たちは日本を離れ中国にいる。僕の体も変化してきて最近は目の色が赤に染まった。
「轟、ホテルを探そう。」
「それは俺が探しておきます。雨音様は情報収集をしてください」
「じゃあ、噴水広場の前に二時間後」
「わかりました」
轟と別れてぶらぶら歩いていると市場を見つけた。市場を見ながら歩いているとなにやらもめている声が聞こえた。聞こえる方へ歩いていくと喧嘩をしていて周りはそれを盛り上げるかのように騒いでいた。
どうしてだれも止めないんだろう。
「コノヤロ!」
「僕は盗んでない!」
まだ子供じゃないか。僕は人の間を通り2人の間にたった。
「なんだお前!」
「まだ子供ですよ。手を出さなくても」
すると僕の頬を思い切り殴ってきた。そのせいで口の中が切れて頬は赤くなり痛む。
「………もうこれでいいですよね。行こう」
男の子の手をつかみ連れて行こうとすると僕の肩をつかんできてまた殴ってきた。
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