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・・・
そこで、湊の頭痛は収まった。
「危ない・・・」
俺は頭のなかに写った映像を見てみて、ふとそう感じた。
その続きは黒づくめの服のいかにも怪しそうな人物が見えたからだ。
「危ない・・亜梨香が危ない!」
俺は走った。家はすぐそこだが、とにもかくにもがむしゃらに1秒でも早く着くようにと。
「あ、湊っ、待ってよ」
続いて泉もわけがわからぬまま俺について走ってきた。
1分後、玄関についた。
「・・あ?さっきの映像だとここにいたはずだけど。まさか遅かったか!」
俺は辺りを見渡した。だが、回りにはガーデニングや屋根があるだけで、怪しそうな人物は見当たらなかった。
とすると、あと可能性が残ってるとすれば、家のなかか?
亜梨香が家の中に、招いた可能性はあるのだろうか。
いや、あいつはいくら純粋だからといっても、怪しい格好をした奴らが来たとしたら、
直ぐに拒否をして、ドアを閉めるはずだ。
「考えても仕方ない。家の中で探そう!」
バタンッ
家の中へと入っていった。
ちなみに泉も中に続いた。
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