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そして、俺達は今、商店街に来ている。
自分たちの高校は、山の方の田舎なのであまりたいしたモールなどはない。
そんな俺達が行くところと言えば、小さな商店街くらいしかない。
「どこにいくんだ?泉。早くしてくれよ」
「まぁまぁすぐ済むからさ」
俺はちょっぴり悩んだ後、彼女は買い物が長くないから別にいいかと決断した。
そして、長らく、悩んだあと、彼女は雑貨屋に足を運んだ。
「ここって、今、流行りの結構安い商品を扱ってるところだよな」
俺が見た限りでは、全てが800円以内で済む商品ばかりだ。
「そうだよ、ちょっとこないだのプレゼント買いに来たの」
「誰にだ?」
「亜梨香ちゃんにだよ」
そう泉は返答した。ちなみに亜梨香とは俺の妹で、泉と昔からの仲だ。
思い出した。そういえばこないだ亜梨香の誕生日会を家でやったのだが、泉は亜梨香の誕生日プレゼントを買うのを忘れて、彼女に白い目で見られたのが大分ショックだったらしい。
「しょうがないな。手伝うよ」
そして、俺達はプレゼントに見合うものを探し始めた。
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