0人が本棚に入れています
本棚に追加
その言葉にいち早く反応したのは泉だった。
「すいません、ネックレス見せて下さい」
すると、店員が快く承諾してくれ、見ている間に説明を始めた。
「この商品はですね・・遥か昔に作られた由緒あるネックレスなんです」
「へー、そうなんですか。あ、でも、これ肌に悪くないですか?かぶれたりとか」
「大丈夫だと思いますよ。これは、アレルギー防止の粉を振って作られてますから」
「・・あ、そうですか!それなら良かった。どうしようかな?買おうかな?湊どう思う?」
俺に矛先が向かってきた。んーあんまりわかんないけど、こういう良いのはなかなか巡り合わせがすくないかもしれないし。そう思った俺はこの商品を薦めた。
「いいんじゃないか?亜梨香の好きな色も混ざってるし。あとは値段か」
「そうだよね。で、値段は・・」
「ちょっとこの店にしては高いんですが、1500円で大丈夫ですよ」
泉は少し考えた様子で、顎に手を当てて、首を縦に振った。
「じゃあ買います。会計よろしくお願いします」
そして、会計へと移っていった。
最初のコメントを投稿しよう!