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合コンの場所はカラオケ店。
大人達のするオシャレな合コンとは違って、高校生らしいもの。
お会計は相手持ちらしいので、お財布が厳しいわたしにとても優しい。
カラオケ店に着くと、もうそこには女の子達が揃ってた。
「麗ー!こっちこっち!」
「時間ギリギリだよー!」
なんか最近の綺麗目なギャルっぽい感じの女の子達。
麗もすごくキレイだけど、女の子達もなかなかだ。
「ごめん、お待たせー」
麗は平謝りをして、女の子達の和に入っていく。
美人揃いで、なんだか恥ずかしい。
「あれ、この子が例の?」
1人の女の子がわたしに指を指して聞いてくる。
「そうそう。ひなっていうの」
「へぇ、めっちゃ可愛いじゃん!小さいねー」
「え、いや、そんな……」
そちら様のほうがとても美しいと思います。
なんかレベルが違うなー。
「白金の子たちは?」
「もう先に中に入ってるってー」
うちらも入るか、と話になって、よく分からないままわたしは合コンの会場である、カラオケボックスの中に入っていく。
部屋番号はわかっているようで、なんの躊躇もなく行く。
「ひな、大丈夫よ。ダメだったら言ってくれればいいからね」
麗ちゃんは、わたしが心配してるのを察している。
周りの女の子達も、
「ひなちゃん初めてなんでしょ?大丈夫だよー」
「なんかあったら頼ってね」
など声を掛けてくれる。
やっぱり、麗ちゃんの友達だけあって優しい人達だなぁ。
ボックスの個室は思ったより広いなって思ったけど、みんなで入るとやっぱり満員だ。
男女含めて10人。
5対5だ。
「おっ、待ってました!」
「みんな可愛いねー」
男の子達は思ってたより、そんなチャラチャラしてなかった。
でも、やっぱり遊んでる感じはあって顔は言っていた通りのイケメン達。
「お待たせ、お待たせー」
「よろしくねー」
女の子達はキャッキャッと言いながら入っていく。
麗ちゃんも例外ではなくて、テンション高めだ。
わたしもそそくさとその後をついていく。
「あれ、なんか新鮮な感じの子いるね、かわいー」
男の子がわたしを見ながらそう言う。
わたしは、軽く会釈して返した。
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