第1章

2/9
前へ
/9ページ
次へ
見滝原市… 賑やかな町の中央付近に存在する『見滝原中学校』。そこの一つの教室2-Aの机に突っ伏している男の子がいた。 それは俺で有り、これから俺の紹介をする。 俺は『倉市修哉』。去年この見滝原市に引っ越してきた。それまでは某魔法少女の故郷、海鳴市で魔導師として生活して来たがある事件をきっかけに俺は時空管理局…いわば宇宙の警察官かな…と言うところから出て行き、今に至る。 さて、自己紹介はこれぐらいにして再び寝ますか… ???「シューヤ起っきろ~!」ペシンッ! 俺にあまり痛くないものが当たり渋々顔を上げた。 修哉「…なんだよさやか?」 彼女は美樹さやか。元気がうりの青髪の青い瞳の少女だ。 ちなみに殴ったものは丸めた教科書である。 さやか「ノリ悪いな~、せっかくこんな美少女が起こして上げたってのに。」 修哉「えっ、美少女?どこどこ?」 さやか「近くにいるでしょ!わざとらしくしないでよ!」 ???「まあまあさやかちゃん。修哉君もあんまりさやかちゃんをからかっちゃダメだよ。」 ???「おはようごさいます。修哉さん。」 修哉「おはようまどか、ひとみ、後今更だけどさやか。」 さやか「本当に今更だわ…」 先に声を掛けたのは鹿目まどか。ピンクの髪にピンクの瞳の少女だ。次に挨拶をして来たのは志筑仁美。緑の髪に緑の瞳の少女だ。 修哉「しかしこのままじゃ先生に驚かれる…」 さやか「まっさか~」 まどか「いくら早乙女先生でもそれは…」 早乙女「みんなおはよう。あら、修哉君が起きている!?明日雪でも降るかしら?」 女子3人「えっ??」 修哉「…な?」 ひとみ「…びっくりしましたわ。」 さやか「ってゆーかアンタどんだけHR中寝てんのよ!」 まどか「あはは…」 ひとみは口をポカーンと開けており、さやかには勢いおく突っ込まれ、まどかには苦笑された。 この3人とは俺が転校してからすぐ話しかけてくれた。今では4人で話したり遊んだりすることが多い。 この生活がいつまでも続けばいいと思ってた。 そう…あいつが来るまでは。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加