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その夜は結局、真紀のマンションに泊まるハメになった。
吐瀉物を詰まらせないようにうつぶせにしてから、代行運転手に代金を払いに降りる。
運転手は、玄関近くにプリウスを停めて待っていてくれた。
おかげでマンションの内側で支払いをすませることができた。
戻ってから吐瀉物を片付け、真紀の様子を見れる場所で仮眠する。
ふと、以前にも似たようなことがあったなと思い出した。
キャバ嬢の部屋に居候をしていた頃だ。
世話の焼ける女だった。
あちらはあちらで、オレに対して同じことを思っていたかもしれないが。
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