第2章 ー存在ー

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「…………ん…」 ヒンヤリとした硬い感触を全身で感じ、意識が戻ってくる。 微かに感じる風も冷たく、起きなければ確実に風邪をひく 「っ………と」 腕の力で上体を地面から離し、辺りを見渡す。 そこは夜の摩天楼だった。 何故………いや、思い出せば理由は明白。 東雲ともう一人の仲間により気を失ったらしい自分は目を覚ませば摩天楼の上に寝ていた。 「………人を拉致して何を企んでるんだ…奴等は」 夜風に呟く声が混ざり、夜の闇に消えていく
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