第2章 ー存在ー

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街中を歩き、適当な公園を見つけて入ればマップを開いて広域に切り替え、一人の名前を捜し 「立花の近くか………」 キョウという名前が表示されているのは警察署。 一瞬、彼が何かをやらかして捕まったのかと考えてしまう。 だがすぐにその考えを自ら否定し、頭から追い出す。 彼はライトと違い、そこまで大胆ではない。………………よほどの事が無い限りは。 現状、NPCしか居ない世界で彼が暴れる理由も無いし。 夜も明けてきたので取り合えず、キョウが居る警察署に向かう。 ここから立花の警察署までは直線距離3kmほど。 歩いて二時間くらい。 「………電車に乗ろう」 流石にダイレクトモーションでも、二時間も歩くのは疲れる。 最寄りの駅を見付ければさっそくホームまで降りて電車に乗り、立花の最寄りまで移動する。
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