罪と罰に時効はない

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言葉はもう、出ない 私は膝にのせた両手を握りしめて、耳の奥にまで響くその雄叫びに、クラクラとしていた 「どうなんだ。他人の人生を台無しにしておいて、そうやってのうのうと好き勝手するのは、気分がいいか?」 「――」 「申し訳ないけど、君が一哉と一緒にいるのは、こちら側は望んでいない」 ああ、そういう経緯 そういう、――ことか
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