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人魚姫の憂鬱 #2
私はデートと言われ朝のお母さんの笑顔を思い出して顔を真っ赤にした
「深月、あっちのショッピングモールでも行ってみようぜ?」
早瀬君は真っ赤な私の頭をクシャクシャ撫でると前に進む
「ちょっ……もう…」
只でさえ潮風でグチャグチャなのにっ…
私は早瀬君の後をついて横に並ぶと
「お兄さんは…きっと早瀬君が元気で良かったと思ってるよ?それにきっと…早瀬君が大好きだよ…」
「なんで?」
「…お兄さん、星が好きなんでしょ?きっと七夕生まれの早瀬君の影響じゃないかなぁ…」
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