幼い君の笑顔

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航平はもっと不思議そうな顔をして僕とタオルケットを交互に見比べて言った 「昴…まさか、それが無いと寝れないのか?」 「は?何で?」 航平はタオルケットが無くなった椅子に腰掛けながら小さく笑った 「ほら、小さい子供がよく持ってないと寝れないタオルってあるじゃん?そんなに大事そうに抱えて~昴も可愛い所あるじゃん!」 笑いながら航平は言った 「大事なのは確かだけど…そう言うのじゃないよ…」 「隠さなくてもいいのに…あ~何か天気悪いなぁ~」 航平はベッドの横のサイドテーブルのハガキを持ちながら外を見る
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