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思い出の探し方 #2
慧は私に声を掛けながら少し先から歩いてくる
…そんなに進んじゃってたのね…
「う…うん…大丈夫………あの、ごめんなさい!」
私…またやっちゃった…
考え事すると自分の世界に入っちゃうんだよね
とりあえず目の前の男の人に頭を下げて謝れば、上履きの色が…二年生?
先輩だ……
「本当にすみません、考え事してて…」
「大丈夫~俺が気づかなかったのも悪かったし!」
明るく言う先輩にホッとして顔を上げてちゃんと先輩の顔を見ると…
先輩は凄く笑顔だった
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