キューピッドな男

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「だ…大丈夫です…ごめんなさい…」 彼女は授業で使ったらしい資料を置いて帰ろうとしてドアに向かって歩いてた途中に入って来た俺とぶつかった さっきは『面白そう』って気持ちがあったけど今回は本当に俺の『不注意』……情けない。 「ごめんね?怪我とか…大丈夫?」 持ってた資料は結構分厚い本だから、顔に傷とかついたら大変 俺は怪我して無いか彼女の顔や身体を見回す 「あのっ……大丈夫…だから……平気ですっ…」 少し早口で言いながら一歩後ろに下がる え? なんで?
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