思い出の探し方 #2

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私は名案とばかりに慧の顔を見ると… 「…何言ってんのよ」 食べていたサンドイッチが不味いみたいな顔をして眉間にシワを寄せている 「何って……だから…」 「その中学生はアンタに来て欲しいのよ?私が行ったら絶対いい顔しないわ……うん。」 そうかなぁ…… 一人で中学校の試合に行くのも勇気要るから、慧が来てくれたら気持ちが楽になったんだけどな… 「ほら、そんな捨てられた子犬みたいな顔してないで、早く食べちゃいなさい!雨降ってきそう!」 慧は空を見ながら言った
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