思い出の探し方 #2

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「そんなに早く雨でも降って欲しいのか?外ばかり見て…」 「…すみません……」 勢いよく席から立って教卓にいる先生に頭を下げる ……授業中だった 慧と帰って来たのが、確か……本鈴の一分前 私は授業が始まった事にも気付いて無かった 机の上の教科書は無意識で出したのか、自分を誉めたくなる。 「全く……座れ!!」 「はい……」 私は席に座ると外から視線を感じた… だけどこれ以上、外を見てたら本当に怒られるから授業に集中した それにここは四階だから… 気のせいだよね。
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