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一等星 #2
早瀬君は、それから『本気な事』って強く強調して帰って行った
そう、帰って行っちゃった…
「私…何にも言えなかったな…」
なんとなく…
なんとなく解った気がするのに…
「昴さん……」
名前を呟いて、不意に病院の方に視線を向けると見覚えがある姿が見えた
「あれ…?…先輩?」
さっき別れたはずの航平先輩の姿が…まだ見えた
先輩って…歩くの遅いのかな?
運動神経良さそうなのに
反対を見れば早瀬君の姿はもう見えない
私はもう一度振り向くと先輩は携帯を弄ってた
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