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「見た?」
「見た、見た!久しぶりだよね!」
「「やっぱり早瀬君って綺麗~!」」
次の日、朝の校舎を歩くとクラスの女子か、それとも違うクラスの女子かは判んないけど教室に着くまでに何回も同じ台詞を聞いた
全く、教室に行くまでに昴が来てるか直ぐ判っちゃう
「皆、王子様が好きだねぇ…俺の方が絶対カッコいいのに」
「朝からナルシスト発言すんなよ」
「そうそう、それより航平、数学で出そうな箇所、教えて?」
悪友のクラスメートが歩く俺を挟んで話す
「ナルシストって……ふん、知らね~よ」
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