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「あ、航平!」
「航平ちゃん、ごめーん!謝るから教えて!」
叫んでる二人を置いて早足で教室に向かいドアを開けると俺の席に親友が座って外を見てる
少し開けた窓から風が入って日差しが昴の優しい茶色の髪を揺らしてる
前から色白だったけど入院の頻度が多くなってから更に際立った
消えちゃいそう…
「ちょっと!ちょっと!その席は僕の席なんですけど~」
嫌な考えを振り払う様に少し大きな声で席に近付きバッグを机に置く
「ここ…良い席だよね」
「答えになってませーん」
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